JA尾道市女性部御調ブロックが串柿作りに奮起

2014年01月7日

JA尾道市女性部の御調ブロックは、御調町の特産品「串柿」の伝統を守ろうと、同JA御調営農センターの倉庫内で串柿作りに挑戦している。
 正月の鏡餅の飾りとなる串柿。御調町は、県内唯一の産地で冬の風物詩となっており、約300年続く歴史がある。近年は、異常気象や生産者の高齢化により生産量が激減。女性部は、伝統文化を継承しようと2010年から串柿づくりを始め、今年で4年目になる。当初2年間は、失敗が続いたが、昨年には産直へ出荷するまで技術が向上した。今年は、小さい鏡餅用に1串の柿の数を減らしたミニ串柿にも挑戦している。
 11月に御調ブロックの女性部員が集まり皮むきから串刺し作業を行い、約200本を倉庫内に吊るした。12月に入ってからは3支部の部員が毎日、当番の数人で倉庫の換気やヘタ返しなどの管理を行う。12月中旬にかけてヘタ返しや果実を潰す作業を繰り返す。25日頃からJA産直「ええじゃん尾道」に出荷する予定だ。
 御調ブロックの鎌倉静波ブロック長(74)は「御調町から串柿の姿が見られなくなるのは寂しいので、少しでも盛り上がればと思い毎年挑戦している。部員が集まる良い機会にもなるので今後も続けていきたい」と意気込みを見せた。
おのみち・串柿つくり

女性部が活発に活動

2013年12月24日

福山沼隈・女性部活動ブドウジャムJA福山市沼隈地域女性部フレッシュミズ部会はこのほど、地元の特産のブドウを使ったジャム作りを行った。参加者はブドウの皮を丁寧に剥き、グラニュー糖と混ぜ合わせペースト状になるまで約1時間煮ながらかき混ぜ、クエン酸などを入れてビンに詰めて完成させた。約100個のジャムは、JA祭りで販売した。
 同地域女性部は、共同購入運動や沼隈町文化祭での防災頭巾、箸袋などの展示、山本瀧之助生誕140周年記念行事への絵手紙出品など様々な取り組みに励んでいる。

料理を通して食材宅配へ理解深める/JA庄原女性部が食材宅配材料使って料理行う

2013年12月24日

庄原・ふれあい食材料理教室JA庄原女性部はこのほど、甲奴郡と庄原の2支部で「JAふれあい食材宅配」の材料を使った料理教室を初めて開いた。女性部員らは、食材宅配の材料と旬の野菜を使い、栄養バランスを考えた献立に挑戦した。安全・安心で便利な食材宅配への理解を深め、利用拡大につなげる。「JAふれあい食材宅配」は、JAの経済事業のひとつで週2回の夕食材料をセットにして家庭に届けるサービス。家族の人数や食生活のニーズに合わせて各種コースが選べるのが特徴。
 講師には、野菜ソムリエの前田眞子さんを迎えた。旬の野菜に関する知識や情報などクイズを通して楽しく学ぶ講座では、野菜の栄養素について説明した。
 参加した庄原支部の部員は「もやしの炊き込みごはんを初めて作ったが調理法に驚き参考になった」と話した。

感謝の気持ちを学ぼう/モリモリごはんスクール

2013年12月24日

広島北部・モリモリごはんスクールJA広島北部甲田地域女性部は10月29日、安芸高田市立甲立小学校で「モリモリごはんスクール」を開いた。5年生18人が参加。新米と旬の食材を使い「さんまのかば焼きどんぶり」「豚汁」「うさぎりんご」などに挑戦した。ほとんど料理をしたことがないという児童も多かったため悪戦苦闘の中、女性部員が包丁の持ち方から食材の炒め方まで丁寧に指導した。
 講師には、栄養士の原しのぶさんを招いた。5年生の渡邉優弥さん(11)は「女性部の皆さんと料理するのをとても楽しみにしていた」と話した。同地域女性部の今井ツユ子部長は「これからも部員が一丸となり地域の活性化に力を入れていきたい」と意気込んだ。
 各地域女性部では、子どもたちが料理を通して食や農の大切さを学び、食べ物を作る人への感謝の気持ちを感じてもらおうと毎年開いている。

JA家の光おせち料理講習会各地でスタート

2013年12月24日

広島北部・おせち料理講習会(向原)JA広島北部女性部は、『家の光』おせち料理講習会を管内各地でスタートしている。JA向原地域女性部は20日、安芸高田市の向原生涯学習センターみらいで講習会を開いた。参加者30人は、『家の光』の記事を活用して「おせち煮」や「のし鶏」など計4品に挑戦した。その土地ならではの味や伝統を次世代へつなげることを目的に2006年から始め、家族や友人と共有し地域で広めている。
 講習会では、JAの職員が講師を務め、誰もが挑戦できる簡単おせちをキーワードに、正月らしく豪華に見せられる食材の切り方など説明。部員からは「現代風の味付けのものもあり、若い人にも喜んでもらえそう」と話した。
 同地域女性部の小椋千津子部長は「お正月に向けて早い時期に講座を開いた。部員には今回学んだことをしっかり家庭で活用してもらいたい」と期待した。今後、管内8会場で講習会を行う予定である。