第57回JA県女性部大会
JA広島県女性組織協議会は2月26日、広島市で第57回JA広島県女性部大会を開いた。県内の女性部員ら約360人が参加。食の安全・安心や地域づくりを次世代へつなぐことを盛り込んだ大会宣言を誓い、環太平洋連携協定(TPP)に関する特別決議も採択した。協議会の松本治美会長は「これまでの地道な活動が成果を現してきている。女性部が意識統一し、このパワーを今後の活動へつなげていこう」と呼び掛けた。
「部員一人ひと声かけ運動」の目標を達成したJA安芸女性部に表彰状を贈った。「東日本大震災たすけあい運動」として、JA広島市レディースクラブとJA広島ゆたか女性部、JA尾道市女性部、県女性協の取り組みも報告した。
講演では、福島大学の小山良太准教授が原発事故により農産物に与えた風評被害の現状や今後の対策、協同組合間協同について説明。「食品安全検査体制も整っており、安心で安全な取り組みをしている。農家も自信を持って農業に励んでいる」と強調した。福島県から庄原市口和町へ避難移住し、夫と共に「牧場」と「チーズ工房」に励んでいる福元奈津さんが「中山間地と原発問題」と題して発表した。