復興支援に感謝を込めて「浜の郷土料理炊き出し」イベント開催
JA南三陸女性部の松野三枝子さんらが26日、JA広島市本店を訪れ、郷土料理「海鮮はっと汁」を振る舞った。昨年10月、JA広島市レディースクラブが「東日本大震災たすけあい活動」の一環として宮城県を訪れて以来、継続的な支援活動と交流を図いる。その復興支援への感謝の気持ちを伝えたいと企画した。
海鮮はっと汁は、小麦粉を塩と水で練ったすいとんのような「はっと」に海鮮の旨味と風味がぎゅっと詰まった醤油仕立ての汁物で宮城県のおふくろの味。宮城県物産振興協会や松野さんらが同本店の駐車場で大鍋に入れた約200食分を提供し、JA職員や近隣の人たちが味わった。
松野さんは「支援をいっぱいしていただき、みなさんの温かい心が東北に届いています。私のはっと汁がみなさんの心に温かく届くことで、少しでもお返しになればうれしい」と話した。同クラブの後藤奏苗会長は「はっと汁を食べて私たちの心に生まれた東北を思いやる気持ちでこれからも支援を続けていきたい」と語った。