みそ加工場で女性部員が仕込みに励む/味わい深い寒仕込み/JA福山市神辺地域女性部

2014年01月29日

JA福山市神辺地域女性部は平成26年1月22日と24日、福山市神辺町の同JAみそ加工場で「こだわり味噌造り」に励んだ。みそ造りは、地元産の米で作った麹(こうじ)と大豆を使い、地産地消にこだわっている。より多くの地域住民に味わってもらおうと同JAは、2年前に中条支店隣の倉庫を改築し、みそこし機や大豆蒸煮機などの機械を導入したみそ加工場を作った。
 22日は、部員35人がみそ造りに励んだ。昨年12月から仕込んでおいた米麹とミンチ状にした大豆を混ぜ合わせ、混ぜたものはソフトボール大の味噌玉にし、桶に空気が入らないよう押さえながら詰める作業を繰り返した。24日のみそ造りでは、部員37人が参加し、2日間で1120㌔のみそを仕込んだ。この時期に造るみそは、寒仕込みと呼ばれ雑菌が入りにくくゆっくりと発酵するため、味に深みが出るのが特長。みそは、同JA神辺アグリセンター「ふれあい市」の店頭で販売し、価格は桶入り4㌔2800円。桶なしが4㌔2300円。みその食べ頃は10カ月後だ。
 奥野富美子地域女性部長は「このみそは、安全・安心を目指し、地元産と手作りにこだわった自慢の一品。愛情をたっぷり込めたので多くの人に味わってもらいたい」と話した。
福山市・神辺みそ加工場