園児が餅つき体験/地域のベテランが先生/福山市立道上幼稚園
2014年01月14日
JA福山市高齢者福祉センター「カメリア」の利用者と神辺地域女性部道上支部のメンバーが10日、近隣の福山市立道上幼稚園に出向き、「もちつき大会」を行った。「もちつき大会」は、今年で9年目。園児に季節の行事の体験を通じて関心を持ってもらい、杵と臼で作る昔ながらの餅つきを知ってもらうと続けている。
当日は、園児72人が女性部員と同JA職員の指導のもとで参加。園児は杵に手を添えて「よいしょ、よいしょ」の掛け声に合わせて餅つきを体験した。つき上がった餅は、カメリア利用者と女性部員が一人分ずつ分け、園児が丁寧に丸めて約350個仕上げた。白餅とヨモギ餅を作り、雑煮として昼食で味わった他、各家庭に持ち帰り家族で味わった。
青山恵子副園長は「毎年、皆さんの協力のおかげで貴重な体験をすることができるので、とても感謝している。これからも、いろんな行事を園児に経験させたい」と話した。
同JA医療福祉課の猪原耕一課長は「『カメリア』利用者も、園児とのふれあいを毎年楽しみにしている。このような交流に積極的に参加し、元気高齢者の健康増進に努めたい」と述べた。